地球のために僕らができること

実は二酸化炭素よりも温室効果の高いガスがある!

二酸化炭素は悪い!そういうイメージがあると思いますが、なぜかご存じでしょうか?

二酸化炭素が増えることの問題

二酸化炭素(CO2)が増えると、気候変動の原因になります。
地球の大気の二酸化炭素濃度が増加すると、太陽光を地球に届ける際に一部が地球表面に反射されずに大気中に吸収され、地球全体の気温が上昇すると考えられています。
温暖化現象が地球規模で進行すると、極端な気象現象、海面上昇、生態系の変化などが引き起こされると予測されています。
実際に、近年大雨や強力な台風など、極端な荒天が増えてきたと思いませんか?

また、二酸化炭素の増加が地球の気候に与える影響だけでなく、海洋酸性化の問題もあります。
地球上の二酸化炭素の約25%は海水中に吸収されますが、二酸化炭素が水と反応して炭酸になることで、海水のpHが低下し、海洋生物の骨格や殻が溶解する可能性があります。
私も調べてて、そんなことあるのかと驚きました。

これによって海洋生態系のバランスが崩れ、漁業資源や海洋生物多様性への影響が懸念されています。

だから、今様々な企業が二酸化炭素排出量0を目指しているわけですね。

しかし、二酸化炭素よりも温室効果の高い物質がある!

このように散々悪者扱いされている二酸化炭素ですが、二酸化炭素よりも温室効果の高い物質があります。

まず、温室効果とは何かを説明すると、地球に入ってきた太陽光は地球表面を照らし、地球表面にあたった太陽光は一部が反射されます。
通常、そのまま宇宙空間に抜けていく反射された太陽光が大気中に吸収されてしまい、大気そのものが熱を持つようになります。
これが『温室効果』の正体なんですね。

そして、温室効果は二酸化炭素を「1」とすると、メタン(CH4)は「25」、フロンガス(CFCs)は「240」にもなります。
240倍ってすごくないですか?なんで二酸化炭素ばかりを責めて、メタンやフロンガスを話題にしないんだ!って私は思いました。

しかし、これにも理由があって、二酸化炭素は私たちの生活の中で排出されます。
車に乗れば排気ガスから二酸化炭素が出ますし、電気を使えばその電気の多くは火力発電で賄われています。
二酸化炭素は私たちの生活に非常に身近で、私たち一人一人の努力次第で排出量を減らすことができる物質なんです。
だから、手の届くところから始めよう!ということで、二酸化炭素が良く話題に上がるのです。

※ちなみに、おならをするとメタンが出ます!